20世紀少年

 

 
`ともだち暦3年´(西暦2017年)。世界は「世界大統領」として君臨する`ともだち´に支配されていた。殺人ウィルスが蔓延した東京はそびえ立つ壁により分断され、都民の行動は完全に制限されていた。そして`ともだち´は「8月20日正午、人類は宇宙人に滅ぼされる。私を信じる者だけが救われる」と説いた。一方、`ともだち´の追ってから逃れ、身を潜めているかつての仲間達ー。反政府組織`ゲンジー派´を率いるヨシツネの元から離れ
たカンナは、より過激な組織`氷の女王一派´を束ね武装蜂起を企てる。かつて母親代わりだったユキジは彼女の身を案じるが、暴走を止められないでいた。国民的歌手・春波夫と行動を共にするマルオは、行方不明になっていたケンヂの姉・キリコの居場所を突き止める。そこには同窓会以降失踪していたケロヨンの姿があった。その頃、分断された壁の向こう側で、ある男が厳重警備の関所を越えようとしていた。ギターを抱え、矢吹丈と名乗るその
男はこう呟く。「俺は会いに行く、カンナに」 ケンヂは本当に生きているのか? 8月20日に`ともだち´が企てる最後の計画とは?そして、`ともだち´の真の正体とは!?