ブーベックあき
オンタマ独占インタビュー!!!
・アルバムのコンセプトを教えてください。
お子さんと一緒にママ、パパにリビングルームで聴いてもらいたい、というコンセプトのもと、80年代、90年代にヒットした名曲をカバーさせていただきました。ママやパパには懐かしい曲たちだと思うので、当時その曲を聴いていた時のことを思い出して聴いてもらいたいな、と。そして子供たちには、ウクレレとギター、ライトパーカッションでアレンジされたこの曲たちを、親しみやすいワクワクする曲として聴いてもらいたいなと思います。家族でこのアルバムを聴きながら、みんなで一緒に口ずさんでもらえると嬉しいです。
・選曲について教えてください。
コンセプトが決まった後は、プロデューサーの金野さんも選曲に関してほとんどまかせてくださったので、私が個人的に思い入れのある大好きな曲をはじめ、曲調が好きなもの、歌詞が好きなものなど、本当に自分の好みで自由に選ばせていただきました。でも、他のアーティストの方の曲を歌わせていただくのはあまりない機会なので、自分が歌いやすいものに限定してしまわないように、とは意識しました。普段歌わない曲調の曲や、意外だなと思われる曲をあえて選ぶことで、新たなチャレンジを通した発見やステップアップにつながると思ったからです。実際その通りになって、本当に良い経験になりました。
・特にこだわったところを教えてください。
普段私は、ウクレレシンガーソングライターとして、曲作りから演奏、歌も自分でしているのですが、今回のアルバムは全曲カバーソングで、その中の数曲を除いてギタリストの井草聖二さんにアレンジと演奏をしていただきました。そういった点で、今までどの要素をとっても「ブーベックあき」だったものを、他のアーティストの方の曲やアレンジにのせて歌う時に、どうやって自分を表現するのかという部分がこだわるポイントだったと思います。原曲の素晴らしさを尊重しつつ、でもただそれをなぞって歌うだけではなく、オリジナリティのあるものにする。考えると難しかったのですが、金野さんのさりげなくも的確なリードと井草さんの素晴らしいセンスのアレンジのお陰もあって、気負いすぎることなく実現できたのではないかと思います。
・ご自身の音楽を色で例えるとどんな色ですか。またその理由を教えてください。
面白い質問ですね。うーん…自分ではなかなかわからないのですが、ある人に「あきの音楽は、額縁いっぱいの豊かな緑に、黄色の光が力強く差している感じだね」と言われたことがあります。なんだかとってもアーティスティックな表現ですよね。現にアーティストであるその人は、「どういう感じがわからないよ~」という私に説明してくれました。「緑は自然の中でも特に落ち着く、癒しの色で、とてもリラクシング。でもあきの音楽にはそれだけじゃなくて、ワクワクする楽しさと元気さ、思わず笑顔になってしまう可愛らしさがあって、黄色の日差しのようだから」と。自分の音楽をそんな風にとらえてくれる人がいるんだ、と感激したのを覚えています。
・演奏、音楽制作するときに大切にしていることはありますか。
自分のオリジナル曲を作る時には、嘘やごまかしを一滴も入れず、その時その時の私の想いの「真実」を曲にまとめるようにしています。というか、そのやり方以外で良いと思える曲ができた試しがないんです。以前、もう何年も前ですが、ある曲を作って、ワクワクしてその曲を当時のボスに聴いてもらったら、「あきらしくないからダメ。もっといつもみたいな可愛い曲作って」とバッサリ言われてしまって。「らしくないって言われても、これが私から生まれたものなのになぁ…」と、困ってしまったことを覚えています。プロとして期待に応えるというのは大切なことだと思います。でも、自分の心や環境の変化に逆らって「いつもみたいな曲を書かなくちゃ」としてしまうと、私自身は成長しているのに、私の曲たちはいつまでも17歳のまま…という、フェイク極まりないものが生まれてしまうことになります。そんなものを聴かせたくはないし、聴いてくれた方が共感してくれるとは思えないんです。私はこれから、10年、20年と音楽を続ていくつもりなので、私の人生のシーズンや経験、登場人物の変化によって私自身が変化、成長するように、私の音楽も成長していけたらいいなと思っています。
・音楽をはじめたきっかけを教えてください。
幼少期からピアノをはじめ、学生時代にはフルートをはじめたりと、物心ついた時からいつも音楽は私の人生の一部でした。本格的にシンガーを志したのは、高校2年生の時。友人の通っていた音楽学校のイベントに呼んでもらって、即席バンドでJUDY AND MARY さんのカバーソングを歌わせていただき、たくさんの人の前で歌う楽しさ、心地よい緊張感を感じた時でした。それに加え、そのイベントに出演していた学生さんたちが、私と同じぐらいの年なのに、しっかりと将来を見つめていて、夢を叶えるために全力で頑張っている姿にインスパイアされたのも大きな理由でした。そんなこんなで、パンクロックシンガーソングライターになる夢を叶えるべく、その時から私の新たな音楽人生が始まりました。
・今後の活動予定を教えてください。
しばらくの間、このアルバムの制作に集中していたので、これからのしばらくはオリジナルの曲作りを中心に、曲の提供などもしていく予定です。また、自分自身現在1児の母であり、10月には第二子を出産予定ということもあり、お母さんたちと子供達の役に立ちたい、手助けをしたいという強い気持ちがあります。開始時期はまだ未定なのですが、音楽活動と並行して、ポッドキャストなどでそのビジョンも実現させていきたいなと思っています。
・ファンの皆さんに一言お願いします。
いつも愛のこもったサポート、励ましをありがとうございます!ありがたいことに、今回のアルバムを聴いてくださった皆さんから「癒されるわぁ」というコメントをたくさんいただいていますが、そんなみなさんの愛情に、私こそが癒されて、励まされています。これからも、聴いてくださる方が幸せになれるような曲を、歌を届けていきたいと思います。どうぞ応援よろしくお願いします。