DEEP
オンタマ独占インタビュー!!!
●2016年3月16日に移籍第1弾シングル「MAYDAY」をリリースしましたが、そこで得られた反響をどのように実感していますか?
TAKA「レコード会社を移籍したタイミングでもあったので、今までとは違ったDEEPを表現しようと制作したシングルでした。DEEPと言えばバラードのイメージが強かったと思うんですけど、アップテンポな「MAYDAY」を表題曲としてリリースできたのは、僕らにとっても新鮮でした」
KEISEI「よりクリエイティヴなアプローチにチャレンジできた作品であり、同時にここから表現やエンタテインメントの幅を広げていこうとした作品でもありました。ただ、その後NYへ行くことになり、結果的に今回約2年ぶりのリリースとなりました」
●移籍第1弾シングルのリリースから約2年が経ちましたが、その間はどのような活動をしていたのでしょうか?
YUICHIRO「TAKAとKEISEIと僕は、武者修行のためNYへ行っていました。語学学校に通いながらEXPG NYCで歌やダンスのレッッスンを受けて、夜は生バンドをバックに飛び入りで歌わせていただいたり、教会でゴスペルを歌わせていただいたりしていました。最終的には、自分たちのワンマン・ライヴを仲間たちのサポートを受けて実現させることができたんですけど、本当に刺激になった9ヶ月間だったと思います。NYで経験したことを活かして、LDHでも冒険していけるグループになっていきたいと思いました」
RYO「僕は諸事情あって NY には行けなかったので、日本でボイトレやダンス・レッスンなど次の動きに備えてボトムアップしていく時期として活動していました。NYへ行けなかったことは今でも悔しいですけど、腐らずに自分と歌に向き合えたことはこれからの糧になる時間だったと思います」
●そのような時間を経て、移籍第2弾シングル「SING」はどのような想いで制作をスタートさせたのでしょうか?
TAKA「前作をリリースしてから漠然と次作へのイメージはあったんですけど、NYでも何曲か制作したり得るものが多い時期だったので、あれもやりたいこれもやりたいという状態でした(笑)。試行錯誤する時間はたっぷりとあったので、みんなで考えた結果、結成10周年のタイミングでリリー スする作品にふさわしく原点回帰をテーマに掲げました。もう一度自分たちらしさとは何かを見つめ直して、DEEPの芯にあるものは何なのか、いろいろと考えました。NY での経験を活かして、コーラス・グループとしてブラックなこともやってみたいという想いもありましたが、今回は10年間の集大成となるシングルを作るという想いで制作をスタートさせました」
RYO「2016年にリリースした「MAYDAY」から期間が空いてしまったので、ファンのみなさんにはお待たせして申し訳ないなって気持ちもありました。だからこそ、渾身の曲を作るべきだろうってことで制作に取りかかりました」
KEISEI「自分たちを応援してくださるみなさんが僕たちのどこを好きになってくれたのか、もともと僕たちは何でこの世界に入ったのかと言えば、それは歌なんだと思うんです。この先もずっと歌い続けたいという率直な想いを、10 年前からお世話になってきた作曲家の春川仁志さんとタッグを組んで楽曲にしたのが表題曲の「SING」です」
●その表題曲「SING」の歌詞は、どのように制作していったのでしょうか?
YUICHIRO「歌詞はTAKA主導で書いたんですけど、メンバーそれぞれの想いがしっかり込められています。10年という時の流れって、やっぱり早いなぁと思うんですよね。恩返しできていない後悔の気持ちも正直ありますが、それでも僕は歌うことしかできないので、歌で今の想いを届けるための歌詞を考えていきました」
TAKA「僕が中心になって書いた歌詞ではあるんですけど、かなりみんなに相談しました」 YUICHIRO「何回もやり取りしたからね」 ●今回はドラム、ベース、ギターの演奏と同時に録音したそうですね?
YUICHIRO「そうなんです。バンドのみなさんと一緒にスタジオ入って、せーのでレコーディングしていくという緊張感のある経験でした。歌ったテイクは、ぜんぶで3回くらいだったと思います」
KEISEI「僕は春川さんの正面にいたんですけど、最後ミスッちゃった時の春川さんの表情といったら...忘れられないです(笑)」
RYO「あんなに緊張感のあるレコーディングは初めてでした」
●そんなレコーディングを通して、一番の収穫は何だったと思いますか?
TAKA「毎回毎回この緊張感を持って歌っていかないといけないんだと気づけたことです。ライヴにしても、そこで歌う歌は1回きりしかない。このレコーディングを通して、ひと声入魂の大事さ、そして自分たちの甘さにも気づかされました」
KEISEI「一発録りって、普段持っていない力が出るんですよね。音楽に対する 集中力を引き出して もらったと思います」
TAKA「いつものレコーディングよりも明らかに時間は短かったんですけど、レコーディングが終わったらもう何もできないくらいの疲労感でした。こういう経験が原点回帰にもつながったと感じる上に、歌を見つめ直すいい時間でした。しかも、今回は MVも一発録りでしたから」
●一発録りに挑戦した MV は、どのような仕上がりになりましたか?
RYO「監督さんにレコーディングが一発録りだったことを伝えたら、「それならMVも一発録りでいこう!」ということになったんです。ファンクラブの方々も一緒に参加していただいて撮影したんですけど、みなさんに観られているという、またレコーディングとは違った緊張感もありました」
YUICHIRO「最初はアカペラから始まる撮影だったんですけど、MVでは CDの音源ではなくてその場で歌った音源を使っているんです。だから、それがまた凄い緊張感でした(笑)。しかも、貴重なフィルムで撮ったので、失敗はできないというプレッシャーも重なりました。入念ハーサルをして撮ったので、僕らのいい作品に仕上げたいという想いや気持ちはMVからもしっかり伝わると思います」
●楽曲が仕上がった今、リスナーにはどんな風に届いて欲しいですか?
KEISEI「ずっと何かをやり続けることって、いいことばかりじゃなくて大変だし苦しみもありますよね。音楽の世界で生きている僕たちが書いた歌詞ですが、込められたメッセージに共感できる部分は みなさんの日常の中にも多いと思います」
TAKA「10 年間ずっと応援してくださっているファンの方々に対しては、改めての決意表明になって います。最近、新たに DEEP を好きになってくださった方にも、僕たちがどんな想いで歌っているか を理解していただける曲になったと思います。〈歌いたい〉の部分を、聴く方ご自身の中の決意とリンクさせながら聴いていただきたいです」
●最後に、今回の記事を読んで今作に興味を持ってくれた方へメッセージをお願いします。
TAKA「しばらくリリースをお待たせしてきてしまいましたが、渾身のシングルを完成させることがで きたのでぜひ手に取ってみてください。もし聴いてくださるみなさんの人生と共感する部分があれば、その想いとともに聴いていただきたいです。このシングルはDEEPにとって10年間の集大成であり、歌いたいという想いを表題曲に込めました。このCDを手に取ってくださった方には、この 曲をぜひライヴで聴いていただきたいです」 YUICHIRO「これから活動11年目を迎えるにあたって大切な第一歩になるシングルなので、ぜひ聴いていただきたいです。もちろんカラオケで歌っていただいても嬉しいですし、僕らの新たな決意を感じていただきたいです」
KEISEI「歌が好きな人なら、歌いたくなる時って必ずありますよね。バラードが歌いたい男性も多いと思うんです。僕らは歌いたくなる歌をコンセプトに曲作りをしているところもあるので、ぜひ一度このシングルを聴いて歌ってみて欲しいです。凄く気持ちよく歌える曲だと思いますので、男性も女性も歌ってみてください!」
RYO「この作品を通じてDEEPに興味を持っていただけたら嬉しいです。僕らの歌いたいという想いに、みなさんの気持ちをあてはめて「SING」という曲を聴いていただけたらと思います。そして、このシングルを気に入ってもらえたら、ぜひ僕らの過去の曲もチェックしてみてください」
2018.02.28 「SING」
【初回生産限定盤(CD+DVD)】
AICL-3469~3470 /¥1.500(TAX IN)
[CD]
1. SING
2. Guess What Girl
3. SING(INSTRUMENTAL)
4. Guess What Girl (INSTRUMENTAL)
[DVD]
「SING」MUSIC VIDEO
■通常盤
CD盤 AICL-3471 / ¥1.000(TAX IN)
1. SING
2. Guess What Girl
3. Turn Back Time
4. SING(INSTRUMENTAL)
5. Guess What Girl(INSTRUMENTAL)
6. Turn Back Time(INSTRUMENTAL)