Anison Evolution

オンタマ独占インタビュー!!!

 

★2号連続インタビュー掲載となりますが、まずはデビューを迎える心境を教えてください。

TAKAAKI/今年の1月からレコーディングを開始して、1年近くの制作期間をかけてのリリースなのでかなり思い入れが強いですね。
当初の予定では今夏もしくは、遅くても秋までにはリリースする予定で進行していました。でも、楽曲に対しての試行錯誤も含め、プロジェクト(バンド)に対して色々と難問があったりと、発売が遅くなってしまって本当にファンの皆さんお待たせしてごめんなさい! という気持ちです。
その甲斐もあってとても良い作品に仕上がったと思いますので、僕の大好きなドラクエレベルで期待してください(笑)。ちょっとハードル上げすぎたかな…。
KASUMI/アニソンだけのカバーバンド・他にまだないこの編成ということでずっと楽しみにしていました。率直に嬉しいです!早く多くの方に聴いていただきたいです!
 

★アニソンだけのバンドを結成、この編成での意図は?

TAKAAKI/2015年にリリースした僕のソロプロジェクト作品「アニメうた」を制作したのがきっかけです。このアルバムリリース後、海外のフェスに参加をさせていただいたりする中で、日本のアニソンの人気ぶりを改めて実感しました。
そこでもっと多くの方にアニソンの素晴らしさを伝えたいという想いが強くなり、サウンドがより豊かなバンド編成でやりたいと考えるようになったんです。
編成の構想は、以前からソロプロジェクトの際に和を取り入れたかった事、またピアノトリオとその和をプラスした要素に、さらにロック色を強めたいという事でマーティ・フリードマンさんがゲストで参加して下さり、最高の形となりました。 僕の大好きなアニソンをあらゆるジャンルを融合させて創る上で、欠かせない最強メンバーだと思っています。
 

★ジャジー・ロックスとは?

TAKAAKI/ジャズエッセンスをふんだんに取り入れ、今まで関わってきたあらゆる音楽・ジャンルを調合して新しいジャンルを作りたい想いから命名しました。 楽曲によって配合量は異なりますが、基本的な僕のイメージでは、「ジャズ20%」+「ロック20%」+「R&B10%」+「プログレ10%」+「ラテン10%」+「邦楽10%」+「ボサノヴァ5%」+「ヒップポップ5%」+「クラシック3%」+「ドリフ大爆笑2%」+ 「伸びしろ5%」です(笑)。
最後のドリフ大爆笑も本気ですよ(笑)。
「王道なオチ」と「予想外な展開」のコラボには必要不可欠な感覚です。
そこは幼少時代から鍛え上げてきたので一番得意なところかも!?
 

★この6曲を選んだ理由

TAKAAKI/ライヴやフェスにお越しいただいたファンの皆さんからのリクエストを中心に選曲しました。
「でてこいとびきりZENKAIパワー!」と「スペースコブラ」は僕の独断と偏見によるものです(笑)。
 

★スペシャルゲストに世界的ロックギタリスト「マーティ・フリードマン」さんが参加されているとのことですが、印象を教えてください。

TAKAAKI/高校時代「メガデス」の《ハンガー18》のMTVのミュージックビデオを観て、かっこいいと思いました。何百回観たかわからないくらいです。
それ以来マーティさんの大ファンで、今回このような形で携わることができてとても光栄です。
彼のレコーディングだけは、T-TOC STUDIOではなく僕が19歳から数年お世話になっていた事務所のスタジオで行いました。
久しぶりに皆さんにご挨拶できて嬉しかったですし、これも偶然(いや必然なのかな)とご縁に感謝しています。
KASUMI/レコーディングの際に見た瞬間的なアレンジ能力と、超絶技巧にただただ目が釘付けでした。また休憩中は気さくに話しかけて下さり、笑顔が素敵な優しい方だなと思いました。 完成後の音をきくたびに、レコーディング時の幸せな時間が頭を巡ります。
 

★アルバムのアレンジへのこだわりは?

TAKAAKI/一般の方が聴いても単純に楽しめて、玄人が聴いたら「そうきたか!?」と思っていただける絶妙な凝り具合。曲の構成も1番2番と全く違うことをしています。同じ繰り返しを用いるのではなく、1曲の中で世界がガラガラ変わる、これがジャジー・ロックスの面白さと思っています。
また、コーラスにもこだわりが満載で、平均して3〜4声を重ねて作りました。
ハーモニーにも是非注目していただきたいです。
曲でいうと例えば「タフボーイ」は原曲はハードロックですが、また違った方向性のアニエボならではのロック/ジャズのテンション感を主に出しました。
サビ部分に関しては疾走感を意識し、曲の途中で変拍子を入れることで、異世界感も表現しています。 「でてこいとびきりZENKAIパワー!」はシンプルなリフの中に分散和音とかクラブジャズっぽいテイストを入れながらアレンジしました。
原曲はかわいい感じですが、アニエボバージョンではセクシーで大人なイメージで楽しんでいただけると思います。
 

★今回のアルバムの中での一番気に入っている曲は?

TAKAAKI/全曲ですね。気分や日によって変わります(笑)
その中でも今回「タフボーイ」「Butter-Fly」には、僕が世界一大好きなギタリスト「マーティ・フリードマン」さんが参加して下さっていますが、彼のギターテクニックが引き立つこの2曲が特に推し曲です。
TAMASHI/ジャジーロックスが随所にみられるので、全曲です。
本当に色々ミックスされているところは、他にはないサウンドだと思います。
GORO/「でてこいとびきりZENKAIパワー」「スペースコブラ」あたりが特に好きですね。リズムも凝っているので、お楽しみ下さい。
JUNYA/どれも好きなので困っちゃいますが、ロック色が強い北斗の拳の「タフボーイ」は乗りやすいです。
KASUMI/特にですと「Butter-Fly」です。進行がとても面白い作りになっています。
 

★どんな方にきいてほしいですか

TAKAAKI/アニソンファンにはもちろんのこと、アニソンにまったく興味がない人にもきいてもらい、素晴らしさ・かっこよさ・感動を違う形で体感してもらいたいです。
GORO/色んなアニソンをきいてきた方に違いを知っていただけたら嬉しいです。
KASUMI/おしゃれな洋の要素に自然と和が溶け込めるように工夫しました。
和楽器をなかなか聴かない方にぜひきいて欲しいです。
 

★演奏&音楽制作時に大切にしていること(心がけていること)は?

TAKAAKI/楽曲アレンジはもちろんのこと、エンジニア・プロデュ-サーをメインでやっている部分では、音質を大事に考えています。表現したい微細なニュアンスから力強さ・音を重ねていくことによって失われやすいそれらの「質」を保つ事を重要視しています。 通常はジャズ・クラシック等アコースティックを主に手掛けていますが、これらをロックやポップスにもつながるように具現化しています。
TAMASHI/様々なジャンルの音楽とセッションすることが多いのですが、その時の雰囲気を大事にしています。
GORO/ライブでのお客様との一体感が生み出せるように心がけています。
JUNYA/テンション感です。
KASUMI/ライブでは絶対楽しむことですね。あとは一期一会の出会いを大切にしています。
 

★最後にファンの皆さんに一言

TAKAAKI/歴代のアニソンシンガーから聴いていた方からするとアニエボテイストのアニソンは若干違和感があるかもしれませんが、また違った僕らのアニソンに対する愛情・リスペクトしている部分を共感してもらい、一緒に楽しめたら嬉しいです。
11月25日にTokyo TUCで18時から「がんばROCKS」のイベントに出演します!
ぜひ、遊びにきてくださいね!
 


2018. 01. 17
1St Mini Album 「アニソン・トリビュートvol.1」
スペシャルゲスト 「Marty Friedman」 (マーティ・フリードマン)

■【UHQCD】TTOC0025/ 2000円+税

≪CD≫
 01. TOUGH BOY (北斗の拳2 OP)
02. でてこいとびきりZENKAIパワー! (ドラゴンボールZ ED)
03. ウィーアー! (ワンピース OP)
04. スペースコブラ (スペースコブラ OP)
05. アンバランスなKissをして (幽☆遊☆白書 ED)
06. Butter-Fly (デジモンアドベンチャー OP)
《正式な曲順ではありません》
 
初回予約特典 DVDプレゼント! (2000枚限定)
≪DVD≫ 3曲収録のMV