ヘンリー・ウェステンラ

オンタマ独占インタビュー!!!
 
―ご自身の活動を振り返ってみていかがでしょうか?「TaMaGo」から大きな舞台へとびたって、今のヘイリーさんから見た過去は、どのように写っていますか?
「もの凄い急展開でしたね。ただ、本当に恵まれていることを実感しています。
もちろんアップダウンはあったけれど、すばらしい道を歩めていると思う。もちろん、失ったものもあるけれど、今ここにいる事が出来て、それに見合うものを沢山得る事が出来たと思っています。」
 
 
―最後に日本のファンへメッセ-ジをお願いします。
「是非、新しいアルバムを楽しんでください!コンサートに来てくれたり、アルバムを聴いてくれたり、本当にいつも応援してくれてありがとうございます。また日本に来るのを待っていてくださいね。」 2003年デッカから発売となった「Pure」から生命力と透明感溢れる歌声でファンを魅了し続けるヘイリー。日本の歌をカヴァーした「絆」の印象が残る中、早くもクリスマス・ソングを集めた新作「冬の輝き~恋人たちのピュア・ヴォイス」が届いた。
 今回、ツアーで日本へ訪れていた彼女に、そのスケジュールの合間を縫ってお話を伺った。
 
 
―来日されて何公演かを終えて、日本の観客はがいかがでしたか?
「日本の皆さんはパフォーマンスに対していつも感謝の気持ちを表してくれていてとても嬉しいです。今まで日本の歌のアルバム2枚出しているのですが、それも歌えているのでとても楽しんでもらえていると思います。」
 
 
―前作「絆」、そして「純」と日本の歌をカヴァーした時のお話を聞かせて下さい。
「すごく楽しかった!1枚目を作る時に『どういうものに仕上がるんだろう』っていうすごくわくわくした気持ちで作ったんです。日本の伝統的な曲からJ-POPまで色々な曲が入っていて、日本のメロディーが自分の声にすごく合っているなって感じましたね。」
 
 
―今まで色々な曲を歌われていますが、元々はどういう曲がお好きなのですか?
「小さい時から本当に色んな音楽を聴いていて、好きな音楽は沢山あります。一番初めに買ったのはプッチーニだけど、スパイス・ガールズ、バック・ストリート・ボーイズも大好きです。キャスリン・バトルにはインスピレーションを受けたし、サラ・ブライトマンにも影響を受けていますね。」
 
 
―さて、今回はクリスマス・ソングを集めた作品になっていますが、作るきっかけを教えて下さい。
「ずっとこういうアルバムを作りたかったんです。毎年作りたい、作りたいって思っていたんだけど、色々な理由で作れなくて。今回そういったものがクリアされてやっと作れた、っていう感じです。」
 
 
―実際に出来上がってみて、いかがでしょう?
「すごく満足しています。色んな気分の、色んな雰囲気の曲を入れたいと思っていて。ジョニ・ミッチェルの『リヴァー』のように、ピアノとボーカルで感情を全面に押し出した曲、ベルが入った楽しい曲、メロウな雰囲気を出した曲…。とにかく色んな曲を入れる事ができてとても良かったですね。」
 
 
―クリスマスの思い出、エピソードはありますか?
「小さい時ベッドに靴下をかけて、その中にサンタさんが――両親なんだけど(笑)。何をいれてくれるか凄く楽しみだった。両親が起きてくる前に弟や妹と『なに入ってた?なに入ってた?』って見せ合いっこをしたのをよく覚えています。」
 
 
―今作では作詞もされていますが、詞や曲はどういった時に生まれてくるのでしょうか?
「インスピレーションが湧き出てくる時に書いています。あまり寝付きがよくなくて、そういう時にも浮かんできたりして。夜にベットでギターを持って静かに作って(笑)。今は歌う事がメインだけど、これからは創作の時間を少しずつ増やしていきたいと思っているんです。」
 
 
―ヘイリーさんのルーツでもある「マオリ」の言葉が詞に取り入れていますが、母国、ルーツに対する想いを教えて頂けますか?
「いつでも心にあって、どんな時も忘れる事はなく、恋しいという気持ちが常にあります。ニュージーランドで素晴らしい幼少時代を過ごせたことは本当に幸せですね。クリスマスシーズンは毎年ニュージーランドですごしていて、今はそれが楽しみ。」
 
 
―今まで色んなコンセプトで歌ってこられましたが、今後はどのような事をやっていきただいですか?
「やりたいことはたくさんあって、ありすぎるくらい!もちろん来年アルバムは作る予定で、今はその準備をしているところです。色んなジャンルの音楽が好きだから、色んな要素を入れたい、違う分野とのコラボレーションもしてみたい。いわゆる、“ありそうな”ことじゃない事をやるのも面白いかなって思っているの。ロックミュージシャンなんかとやって、意外性があるのもやってみたいですね。」
 
 
―日本の伝統楽器なんかいかがでしょう?
「凄い、楽しそう!」
 
 
―今はツアーの最中ですが、リラックス方法はありますか?
「なるべくホテルの部屋から出る様に心がけています。散歩をしたり、景色をみたり、時には観光をしたり。部屋にいるとどうしてもパソコンで家族や友達と連絡をとって、会場とホテルとの往復だけになってしまう。ツアー中だから夜の公演の為にエネルギーをためなくてはいけないけれど、それと同時に頭をクリアにしていかなくてはいけないので。そのためにリフレッシュしようと外に出ようと心がけていますね。」
 
 
―日本で好きな街はありますか?
「ちょうど昨日は名古屋にいたんですけど、とても素晴らしい街ですよね。ショッピングストリートと緑があって、全て揃っていて凄く綺麗で好きな街。コンサートでもとても楽しい時間をごせました。前回は3月に来たんだけど、その時はちょうど桜前線と同時に北上していって、それが凄く印象に残ってますね。」
 
 
―今後の予定は?
「日本でのコンサートの後にイギリスで大聖堂ツアーをあって、それが終わったらお休み!」
 
 
―何かやりたいことは?
「あまりないかもしれない(笑)。弟や妹とテニスをしたり、ビーチに行ったり、友達とお茶したり、とにかく家族や友達と濃密な時間を過ごしたい。後は、ニュージーランドの夏を
楽しみたいです。」
 
 
―これから歌手を目指している「TaMaGo」へメッセージを頂けますか?
「一番大事なのは自分に正直になる事。次に、どんなに小さな機会であったとしても、その時その時に最大限の力を発揮して、その後につながる何かを逃さない事が大切だと思っています。あとは、大きなものを実現させたいならば自分を捧げる事。本当にやりたい事であれば、多少の犠牲を払ってでも自分を捧げる事ができるはずだから。」
 
 
―ご自身の活動を振り返ってみていかがでしょうか?「TaMaGo」から大きな舞台へとびたって、今のヘイリーさんから見た過去は、どのように写っていますか?
「もの凄い急展開でしたね。ただ、本当に恵まれていることを実感しています。
もちろんアップダウンはあったけれど、すばらしい道を歩めていると思う。
もちろん、失ったものもあるけれど、今ここにいる事が出来て、それに見合うものを沢山得る事が出来たと思っています。」
 
 
―最後に日本のファンへメッセ-ジをお願いします。
「是非、新しいアルバムを楽しんでください!コンサートに来てくれたり、アルバムを聴いてくれたり、本当にいつも応援してくれてありがとうございます。また日本に来るのを待っていてくださいね。」