家入レオ
オンタマ独占インタビュー!!!
◆7月6日に4thアルバムWEをリリースされましたね!テレビドラマ主題歌も収録された待望のアルバムとして注目の一枚ですが、今回のアルバムで一番こだわったところを教えてください。
より色んなエッセンスを受け取れるように、常にフラットな気持ちでいることを心がけました。1stALの「LEO」を制作した時は、当時のプロデューサー西尾芳彦さんをはじめとするスタッフさんに支えて頂いていたのですが、スタジオに籠ってひたすら自分と向き合っていたんです。自分の作ったものに対してアドバイスを貰っても、どこか守りに入りがちだったんです。ですが今回のアルバム「WE」はタイトル通り、みんなで作った1枚になりました。プロデューサーの多保孝一さん、ミュージシャン、アレンジャー、エンジニア、そして何より私に色んな感情をくれる、応援してくれているみんな。
21歳で、あの人とやりたい、この楽器を使ってみたい、アレンジをもっとこうしたい、って伝えたら、応えてくれる環境があるのに、自分を閉じているなんて勿体無い!って思ったんです。だから、出来上がったものに対しての声にも、もっと敏感になりましたね。ディレクターやスタッフから貰うアドバイスにも積極的にチャレンジするようになりました。
◆8月11日に公開されますアニメ映画のペット、イメージソング『Brand New Tomorrow』を歌われてますが、どのような気持ちで作った曲ですか?
実はこの曲はイメージソングのお話を頂く前から、アルバム用に制作していて。
少し前の自分を振り返れるのはその壁を越えたから。でもそういう過程を感慨深げにというよりは、もっと溌剌と描けたらと思って歌詞を作りました。例えば青春時代って渦中の時は実はちょっと辛いことの方が多かったりするじゃないですか。でも過ぎ去ると、なんか全部美化されちゃう。甘酸っぱい感じ。
「ペット」も見終わった後には、飼い主とペットの絆は勿論、仲間同士、恋、冒険と盛り沢山な内容なんだけど、甘酸っぱい爽やかな気持ちになるんです。すごくリンクしているというか。そういう偶然が重なって、「ペット」の方達にもぴったりな曲って言葉を頂けたのかなと思います。
◆普段、作曲するときどんなことを考えて作られてますか?
割とその時その時で、作りたいやりたい音楽が本当に変わってくるタイプなので、毎回新しい感じですね。最近だと伝わる歌詞を書きたいけど、言い過ぎたくないというのが自分のテーマだったりするので、そこにこだわって制作してます。
◆音楽をはじめたきっかけを教えてください。
小さい頃から歌うことが好きだったんですけど、「音楽を作る」っていう発想がそのときにはなくて。
13の時に尾崎豊さんの「15の夜」を聴いて、衝撃を受けたと同時に、歌って作れるんだ!って。それから自分の歌を作るようになりました。
◆影響を受けたアーティストはいますか?またその理由も教えてください。
尾崎豊さんです。
◆ミュージックビデオでは柴犬まるとの和やかなシーンに癒されました!
一番すきな動物はなんですか?
犬!!
実家でもミニチュアダックスフンドのクリスを飼っています。目がクリクリで本当に可愛いです。
まるちゃんからも癒してもらいました〜。すごくお利口でワンちゃんだけど、笑うんですよね。ニコって。最高でした。
◆最近のマイブームはありますか?
小池真理子さんの小説にはまってます。
すごく面白くて一気に読んじゃう。。。寝不足覚悟して、読んでほしいです。
- 今後の活動予定を教えてください。
9月から全国ツアーが決定しています。日頃のヤなこと、悲しいこと、苦しいこと。
全部忘れて一緒にはじけたいです。
家入レオ 5th LIVE Tour 2016 〜WE|ME〜
★09/17(土) 埼玉公演・三郷市文化会館 大ホール(開場17:30 / 開演18:00)
問い合わせ先 三郷市文化会館チケットサービス 048-958-9900
★09/21(水) 新潟公演・りゅーとぴあ・劇場(開場18:00 / 開演18:30)
問い合わせ先 キョードー北陸チケットセンター 025-245-5100
★09/24(土) 兵庫公演・たつの市総合文化会館 赤とんぼ文化ホール(開場17:00 / 開演17:30)
問い合わせ先 たつの市総合文化会館 赤とんぼ文化ホール 0791-63-1888
★09/25(日) 広島公演・広島JMSアステールプラザ大ホール(開場17:00 / 開演17:30)
問い合わせ先 夢番地広島 082-249-3571
★09/30(金) 北海道 十勝公演・幕別町百年記念ホール(開場18:30 / 開演19:00)
問い合わせ先 幕別町百年記念ホール 0155-56-8600
★10/01(土) 北海道 札幌公演・札幌市教育文化会館 大ホール(開場17:30 / 開演18:00)
問い合わせ先 マウントアライブ 011-623-5555
★10/08(土) 宮城公演・イズミティ21 大ホール(開場17:30 / 開演18:00)
問い合わせ先 ジー・アイ・ピー 022-222-9999
★10/10(月・祝) 神奈川公演・秦野市文化会館 大ホール(開場17:00 / 開演17:30)
問い合わせ先 秦野市文化会館事業協会 0463-81-1211
★10/16(日) 千葉公演・君津市民文化ホール(開場17:00 / 開演17:30)
問い合わせ先 君津市民文化ホール 0439-55-3300
★10/18(火) 長野公演・駒ヶ根市文化会館(開場18:00 / 開演18:30)
問い合わせ先 駒ケ根市文化会館 0265-83-1130
★10/22(土) 島根公演・出雲市民会館(開場17:30 / 開演18:00)
問い合わせ先 公益財団法人出雲市芸術文化振興財団 0853-21-7580
★10/29(土) 愛知公演・日本特殊陶業市民会館 フォレストホール(開場17:00 / 開演18:00)
問い合わせ先 サンデーフォークプロモーション 052-320-9100
★10/30(日) 静岡公演・焼津文化会館 大ホール(開場17:00 / 開演17:30)
問い合わせ先 焼津文化会館 054-627-3111
★11/03(木・祝) 和歌山公演・紀南文化会館(開場17:00 / 開演17:30)
問い合わせ先 田辺市文化の会 0739-24-8011
★11/04(金) 滋賀公演・守山市民ホール(開場18:30 / 開演19:00)
問い合わせ先 守山市民ホール 077-583-2532
★11/06(日) 大阪公演・大阪国際会議場 メインホール(開場16:15 / 開演17:00)
問い合わせ先 キョードーインフォメーション 0570-200-888
★11/12(土) 岡山公演・倉敷市芸文館(開場17:30 / 開演18:00)
問い合わせ先 夢番地岡山 086-231-3531
★11/13(日) 山口公演・周南市文化会館(開場16:30 / 開演17:00)
問い合わせ先 周南市文化会館 0834-22-8787
★11/19(土) 福岡公演・福岡サンパレスホテル&ホール(開場17:30 / 開演18:00)
問い合わせ先 BEA 092-712-4221
★12/10(土) 東京公演・東京国際フォーラム ホールA(開場18:00 / 開演19:00)
問い合わせ先 ディスクガレージ 050-5533-0888
◆最後に、ファンの皆さんにメッセージをお願いします。
いつも応援ありがとうございます。これからも自分らしく音を作っていくので、受け取ってね!
ブーベックあき
オンタマ独占インタビュー!!!
・アルバムのコンセプトを教えてください。
お子さんと一緒にママ、パパにリビングルームで聴いてもらいたい、というコンセプトのもと、80年代、90年代にヒットした名曲をカバーさせていただきました。ママやパパには懐かしい曲たちだと思うので、当時その曲を聴いていた時のことを思い出して聴いてもらいたいな、と。そして子供たちには、ウクレレとギター、ライトパーカッションでアレンジされたこの曲たちを、親しみやすいワクワクする曲として聴いてもらいたいなと思います。家族でこのアルバムを聴きながら、みんなで一緒に口ずさんでもらえると嬉しいです。
・選曲について教えてください。
コンセプトが決まった後は、プロデューサーの金野さんも選曲に関してほとんどまかせてくださったので、私が個人的に思い入れのある大好きな曲をはじめ、曲調が好きなもの、歌詞が好きなものなど、本当に自分の好みで自由に選ばせていただきました。でも、他のアーティストの方の曲を歌わせていただくのはあまりない機会なので、自分が歌いやすいものに限定してしまわないように、とは意識しました。普段歌わない曲調の曲や、意外だなと思われる曲をあえて選ぶことで、新たなチャレンジを通した発見やステップアップにつながると思ったからです。実際その通りになって、本当に良い経験になりました。
・特にこだわったところを教えてください。
普段私は、ウクレレシンガーソングライターとして、曲作りから演奏、歌も自分でしているのですが、今回のアルバムは全曲カバーソングで、その中の数曲を除いてギタリストの井草聖二さんにアレンジと演奏をしていただきました。そういった点で、今までどの要素をとっても「ブーベックあき」だったものを、他のアーティストの方の曲やアレンジにのせて歌う時に、どうやって自分を表現するのかという部分がこだわるポイントだったと思います。原曲の素晴らしさを尊重しつつ、でもただそれをなぞって歌うだけではなく、オリジナリティのあるものにする。考えると難しかったのですが、金野さんのさりげなくも的確なリードと井草さんの素晴らしいセンスのアレンジのお陰もあって、気負いすぎることなく実現できたのではないかと思います。
・ご自身の音楽を色で例えるとどんな色ですか。またその理由を教えてください。
面白い質問ですね。うーん…自分ではなかなかわからないのですが、ある人に「あきの音楽は、額縁いっぱいの豊かな緑に、黄色の光が力強く差している感じだね」と言われたことがあります。なんだかとってもアーティスティックな表現ですよね。現にアーティストであるその人は、「どういう感じがわからないよ〜」という私に説明してくれました。「緑は自然の中でも特に落ち着く、癒しの色で、とてもリラクシング。でもあきの音楽にはそれだけじゃなくて、ワクワクする楽しさと元気さ、思わず笑顔になってしまう可愛らしさがあって、黄色の日差しのようだから」と。自分の音楽をそんな風にとらえてくれる人がいるんだ、と感激したのを覚えています。
・演奏、音楽制作するときに大切にしていることはありますか。
自分のオリジナル曲を作る時には、嘘やごまかしを一滴も入れず、その時その時の私の想いの「真実」を曲にまとめるようにしています。というか、そのやり方以外で良いと思える曲ができた試しがないんです。以前、もう何年も前ですが、ある曲を作って、ワクワクしてその曲を当時のボスに聴いてもらったら、「あきらしくないからダメ。もっといつもみたいな可愛い曲作って」とバッサリ言われてしまって。「らしくないって言われても、これが私から生まれたものなのになぁ…」と、困ってしまったことを覚えています。プロとして期待に応えるというのは大切なことだと思います。でも、自分の心や環境の変化に逆らって「いつもみたいな曲を書かなくちゃ」としてしまうと、私自身は成長しているのに、私の曲たちはいつまでも17歳のまま…という、フェイク極まりないものが生まれてしまうことになります。そんなものを聴かせたくはないし、聴いてくれた方が共感してくれるとは思えないんです。私はこれから、10年、20年と音楽を続ていくつもりなので、私の人生のシーズンや経験、登場人物の変化によって私自身が変化、成長するように、私の音楽も成長していけたらいいなと思っています。
・音楽をはじめたきっかけを教えてください。
幼少期からピアノをはじめ、学生時代にはフルートをはじめたりと、物心ついた時からいつも音楽は私の人生の一部でした。本格的にシンガーを志したのは、高校2年生の時。友人の通っていた音楽学校のイベントに呼んでもらって、即席バンドでJUDY AND MARY さんのカバーソングを歌わせていただき、たくさんの人の前で歌う楽しさ、心地よい緊張感を感じた時でした。それに加え、そのイベントに出演していた学生さんたちが、私と同じぐらいの年なのに、しっかりと将来を見つめていて、夢を叶えるために全力で頑張っている姿にインスパイアされたのも大きな理由でした。そんなこんなで、パンクロックシンガーソングライターになる夢を叶えるべく、その時から私の新たな音楽人生が始まりました。
・今後の活動予定を教えてください。
しばらくの間、このアルバムの制作に集中していたので、これからのしばらくはオリジナルの曲作りを中心に、曲の提供などもしていく予定です。また、自分自身現在1児の母であり、10月には第二子を出産予定ということもあり、お母さんたちと子供達の役に立ちたい、手助けをしたいという強い気持ちがあります。開始時期はまだ未定なのですが、音楽活動と並行して、ポッドキャストなどでそのビジョンも実現させていきたいなと思っています。
・ファンの皆さんに一言お願いします。
いつも愛のこもったサポート、励ましをありがとうございます!ありがたいことに、今回のアルバムを聴いてくださった皆さんから「癒されるわぁ」というコメントをたくさんいただいていますが、そんなみなさんの愛情に、私こそが癒されて、励まされています。これからも、聴いてくださる方が幸せになれるような曲を、歌を届けていきたいと思います。どうぞ応援よろしくお願いします。
GACKT
旅はまだ終わらなかった・・。
GACKTとディケイド、史上最強の主題歌コラボレーションが劇場版映画主題歌として再び実現。
オンタマ独占インタビュー!!!
—前作に続いて仮面ライダーとのタッグを組む事になりましたが、その経緯を教えて頂けますか?
G「制作サイドの熱意がすごく大きかったというのが一番の理由かな。最初オフアーが来た時に一度断ったんだよね、別に僕じゃなくても良いと思ったし。“あえて”僕がやらなきゃいけない理由がみつからなかったから。そうしたらプロデューサーや制作スタッフが直接僕のところに話しにきてさ。僕のソロ活動もちょうど10年、仮面ライダーも10年で一緒に良いものを作って、最高のコラボで10周年を迎えたいって言われたんだよね。他のミュージシャンではなく僕しか考えてない、是非お願いしたいって。彼らの熱い心にうたれたよね。あとは正大(主演の井上正大)との関係ありきっていうのがあるかな。彼とはプライベートでも遊ぶような仲なんだけど、兄貴と弟みたいな関係なんだよね。中途半端な事が嫌いで本当に真っすぐなやつなんだけど、なんとかこのチャンスを生かして欲しいなって思って。この業界で頑張っていって欲しいんだよね。彼にとって今回の仮面ライダーの主役というのはとても大きなチャンスだと思うんだけど、僕が役者として出演して、主題歌を歌う事で、さらに後押し出来るかなと思って。正大にはこのチャンスをキッカケに大きくなって欲しいんだよね。」
—“気持ち”が非常に重要なんですね。
G「気持ちがなかったらやらないよね。そういう意味で正大がいるからっていうのが本当に大きいよね。それに映画のストーリーの関係性と実際の関係が似ているんだよ。
僕が演じてる「結城丈二」という役と彼が演じてる「門矢士」は仮面ライダーの先輩後輩に近い関係で、僕がプライベートでも言ってるような事も結城丈二が言ってたりするし、すごく役に入り込みやすかったんだよね。
—主題歌「Decade Through The Jourrney」はどのような楽曲に仕上がりましたか?
G「他人の手掛けた楽曲を歌うのは難しいよね。いつもは自分が作って自分が歌うからさ。どういう風に歌うかっていうのも考えなくちゃいけない。でも、さすがだなって思った。最初に上がってきたもので気になるところがあって、それを伝えて第2稿が出来てきたら完璧なんだよね。役の関係性にもはまってるし、僕と正大の関係にもあてはまる。全てに当てはまる様な歌詞になってるんだよ。これは、いちシンガーとしてしっかりこのメッセージを伝えなくちゃって思ったよ。歌詞の中に『you are the next』次はお前の番だ、っていう言葉が出てくるんだけど、凄く良い言葉だよね。この曲には、結城丈二から門矢士へ、僕から正大へ、先に歩くものからこれから歩いてくるものへ、もっと言えば大人から未来を歩く子供達へのメッセージが詰まってるんだ。だからといって、子供達に歌詞の意味を理解して欲しいわけじゃないんだよね。感覚的でもいいからかっこいいと思ってくれれば良い、何か感じ取ってくれれば良い。実は、一緒に聴いているその子供の親にメッセージを投げかけてるんだよ。ただ聴いていて、何も感じないような親はダメだよね。この歌を聴いて親が子供に何を伝えるかが重要なんだよ。自分に誇りを持てないような大人は子供に何も伝えられないでしょ?先を歩いてる自分が誇れるような背中を子供にみせているかどうか。そんな親達に対して“お前はどうなんだ?”って想いがつまってるんだよね。」
—今年GACKTさんもソロ活動「10年」を迎え、アーティスト表記も「Gackt」から「GACKT」に変わりましたが、そこに込めた想いなどを教えてください。
G「謙虚だった小文字からイケイケな大文字に(笑)これからは本当に自分がやりたい事をやろうって。今までの10年はやりたい事を出来るようになるために色んな事をしてきたんだけど、ミュージシャンという枠を超えて“表現者”という言葉を手に入れるための10年だったって言えるのかな。例えば、ロックミュージシャンとか役者とか一つの肩書きではなくて、いち表現者としてやっていく土台を築いたっていうのかな。ライブを見に来てくれれば良く分かると思うけど、ただのロックアーティストのステージじゃないから。ステージングも演出も、全てが他ではやっていないようなことを表現してる。同じ様なものを作ろうとしても絶対無理だよね。僕にしか出来ないから。これからの10年は“表現者”として足跡を残していくつもり。」
今まで様々なことを乗り越え、新たな10年を踏み切ったGACKT。そんな彼に今の音楽業界についての想いを聞いてみた。また“これから歩いてくる者”であるアーティストの卵たちへのアドバイスをもらった。
—GACKTさんが過ごしてきた10年、その間の音楽業界をどのようにご覧になってましたか。
G「この10年間で音楽業界は本当に衰退しちゃったよね。ここまで衰退した理由は、日本がプロデューサー時代に入って、タレントを生産していく時代になった事が大きな原因だと僕は思う。普通は、音楽をやりたい人がインディーズで集まって、時間をかけて頑張って大きくなっていくものなんだよ。そうやって土壌が広がっていって、その上にプロがいて頂点を作って、って言う風に積み上がっていくものだと思うんだけど、13年位前から「生産方式」に変わっちゃったんだよね。既にある土壌の中で色んなものを大量に作っていくっていう風にさ。農業でもそうだけど、限られた土壌の中でそんな事をしたら、土壌がダメになるのは目に見えているよね。そうやって利益と効率を追い求める事でどんどん音楽がダメになって音楽ファンが離れていってしまった。それにネットとか携帯電話とかがどんどん発達したことも後押しして、音楽が軽く扱われていく様になっていったよね。だから音楽をやる人や音楽を愛する人が減っていったと思うんだ。今は全盛期に比べて規模がだいぶ小さくなってるんじゃないかな?効率が求められて本当の力が育たない、もうボロボロな状態だよね。音楽だけじゃなくて他の芸術も同じだと思うんだけど、時間はかかるかもしれないけど、下積みがあって徐々に大きくなっていく。下積みをして基礎をしっかり作らないと芸術はなりたたないよね。今インディーズで頑張ってる人たちが10年後を作っていくんだよ。」
—そんなふうに、これからデビューを目指して頑張っている様な若い歌い手やアーティストに、アドバイスを頂きたいのですが。まず、体調管理等どのようにケアしていらっしゃいますか?
「まず、喉の状態を保つには加湿が絶対に必要だね。乾燥すると喉を痛めるし、風邪は大敵だからね。ツアーとかで喉を壊しちゃうのは、絶対に加湿が足りないから。そこだけ気をつけていれば大半は乗り切れるんじゃないかな?是非、今日から実行してほしいね。」
—その他に必要なトレーニングとかはやっていらっしゃいますか?
G「色々なトレーニングをしているけど、まずは声を出す為の筋力を鍛える事が大切かな。全身の筋肉のバランスはもちろんだけど、特に上半身の筋肉をしっかり鍛えることが重要。野球で例えると、素振りをしているだけで打てるようになるわけがないでしょ?球を飛ばすための筋力をつけないといくら素振りをしたって駄目だよね。バットに当てることやピッチが取れる事ももちろん大事なんだけど、声を出す為の筋力は絶対に必要。僕は普段からきちんとトレーニングをつんでいるから連日のツアーでどんなに叫ぼうが張り上げようが、次の日には復活してるよ。声を届ける為にはその周りの筋力が必要ってこと。
若い女の子の歌手でダメになっちゃうのはそこが原因だと僕は思う。筋力が足りないから短期間で体がついていけずに壊れてしまう。
以前から僕は結構そういう筋トレとかやっていて健康オタクみたいなイメージがあるみたいなんだけど、あくまでも表現者である為にやるべきことをやってるだけなんだよね。ロックなんかは特に形で見られる事が多いよね、酒だタバコだ女だって。でも、僕は形だけっていうのは嫌い。やるべき事をやってからやりたい事をやる。以前は凄いヘビースモーカーだったし、今でもお酒はガンガン飲むし、夜遊びだってしたいしね。悪い事をやるために良い事をたくさんして、プラスマイナスゼロにしてるだけ。」
確固たる信念をもち、新たなる“表現者”として生まれ変わったGACKT。バンド時代、ソロ活動の10年、様々な姿を見せてきたGACKTだが、これからの10年が本当の姿と言えるのかもしれない。是非今後の活動に注目して欲しい。
リリースインタビュー
■カヴァーの難しさ,意識した事などはありますか?
(Yu): みんなが知っている曲だし、自分でもカラオケなどで歌ったことがあるから、無意識のうちにモノマネにならないように心がけました。
(yasu): やはり一度世に出て、しかも名曲なので難しかったのはアレンジも歌もいかにD-51らしさを出すかってとこでした。
■ベストアルバム発売後のオリジナルアルバムになりますが、ベストアルバムの位置づけはどのようなものになりますか?
(Yu & Yasu): ベストを出したのが『これまでとこれから』という意味だったので僕ら的には道しるべな感じですかね。
■4月ライブツアーも決まっていますが,どんなライブになりそうですか?
意気込みと一緒に聞かせてください。
(YU): 初めてのホールツアーなので、会場の一番後ろまで僕たちのメッセージが届くように今から気合が入っています!楽しみにしていて下さい!!
(yasu): 今回は今まで以上にいいアルバムができたのでもちろんDaisyを中心に歌ってもちろん懐かしい曲もやりたいなと思ってます!まだ色々と話合ってるとこですがD-51の音楽をホールいっぱいにしたいですね!
■最後にファンの方々へメッセージをよろしくお願いします。
(Yu & Yasu): どPOPなアルバムが完成しました!「POPはあまり...」と言う人にも必ず気に入ってもらえると思います!ぜひ聴いてやってください!あと、ツアーも「来てよかった〜」と思わせる自信があるのでぜひ遊びに来てください!■ニューアルバム「Daisy」がいよいよ発売になりますが、手応えはいかがでしょうか?
(Yu): 今までの経験を自分たちなりに生かして、プリプロからじっくり煮詰めていくことができ、もちろん大変な部分もありましたが、すごく良いモノが出来ました。
(Yasu): 今回は僕の作曲した曲もたくさん入ってて今まで以上のオリジナリティが詰まった一枚でかなりの自信作です。
■今作はお二人での作詞曲が多いですが,どのように進められたのでしょう?
(Yu & Yasu): 東京の僕の部屋にYasuが来て、MACをはさんで一緒に「あ〜でもない、こ〜でもない」と。ちなみにこのような形で作曲したのは今回初めてです。
■詞曲はどんな時にできるのでしょう?
(Yu): 基本的には、「よし、作るぞ!」と意気込んでからが多いのですが、普通に過ごしている中からメロディが生まれることもあります。
(yasu): 時と場合によりますけど、煮詰まった時はいい映画を観たり漫画を読んだりして抽象的ですけどそうやって心を柔らかくすると生まれてきたりします。
■CHAGE&ASKAさんの「LOVE SONG」をカヴァーされていますね。選曲の理由はなんでしょうか?
(Yu & Yasu): 今回のアルバム「Daisy」でアレンジをしてくれた十川ともじさんが、(C&Aさんの「LoveSong」のアレンジもした方です。)レコーディングの合間に「D-51がC&Aの曲を唄ったらきっといいものができると思うよ 」って言ってくれたことがきっかけになりました。